(long) 1−50
君は世界にとって悪魔だが 僕にとっては天使だった
でておいででておいで、かくれんぼはもうおしまい
信じれば何かが変わるのではないかと今もそう信じている 愚か者
嘘をついた それで君が救われるのならと
馬鹿な私はそんなことにも気が付かず、彼の嘘にじっと耳を傾けている

飛べないアヒルはきっと、大きく羽ばたける白鳥になりたかったのでしょうね
近未来何が起こるかなんて誰にも予測できやしない
眠り姫はそのときが来るのをずっと待っていたのよ
わたしのココロの中の淡い恋心ははシャボン玉のように弾けて消えた
まるで無造作に混ぜ合わされた絵の具のようだ

僕らの記憶はいとも簡単に書き換えられてゆく
君との終わりは僕の人生の終わりを意味する
カーテンの隙間からひらり舞い落ちた、落葉
火のように燃える赤より海のように静かな蒼
Once I've said I'll do it, I'll do it at any cost.(やるといったら絶対やる)

音を立てて壊れたガラスの器、まるで私たちの関係を表しているかのよう
どんなに追いかけても、私が貴方と並んで歩ける日は来ないのでしょうね
何をしようと、何を見ようと、君との思い出が多すぎて涙があふれた
踏み出したその先にはきっと小さな幸せがあると信じて疑わなかったのに
私の手からすり抜けたそれはどこか遠くへ飛んでいって 見えなくなった

消えそうな後姿を眺めることしか出来ないでいたあの 夏
この胸に秘めたのは、わたしの心に重く圧し掛かる二文字
花占いで決められるほどこの恋は単純ではないの
どろどろに溶けたチョコレートのような関係
メビウスの輪のようにどこまでもどこまでも

あなたなんかいなくなればいい(お願いどこにも行かないで)
それは海のように深く青く (それは空のように高く青く)
一生涯忘れることはないでしょう(だから貴方も覚えていて)
今しかいえないことがある(今だから言えることがある)
携帯片手にあの人への愛を綴る(だいすきなきみへ)

その先に見たものは、そんな甘やかしいものではなかった
走り去った君の後姿を永遠と何もできずただ眺めていただけ
いったい何回好きといえば君の心が手に入れられるのだろう
どんなに遠くへ逃げたって、地の果てまで追いかけてあげる
好きだと幾度となく口にしたところで君には届かないのだろうけど

私は心はあの時のままずっと動くことはないのでしょう
忘れないようにと握り締めたものははかなく消え去った
わからない、わかりたくない、それは私自分のエゴだけど
また明日、その一言でつながっている そう信じたいの
それは誰にも知られることなく静かに終わりを告げるのだ

忘れないでいて、ここであった全てのことを。
持ち前のプロポーションでノックアウトさせてあげる
何かを失わずして何かを手に入れることはできない
僕の涙は海へ降り注ぎ、波に紛れて溶けていく
君の涙は空へ舞い上がりきらきら光る星となる

部屋の中で鳴り響く音に気づかないふりをしていた
今ある全てを捨ててでもかなえたい 夢
可愛いサンダルなんかじゃなく履いたのはスニーカー
時計の針を反対に回すように無謀で起こり得ないこと
それがたとえ何年先の話であろうと 忘れることはないのだ